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副業のやり方・始め方を初心者向けに解説!おすすめの仕事や注意点も
副業のやり方・始め方を初心者向けに解説!おすすめの仕事や注意点も
厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定したことにより、多くの企業が副業を認めるようになりました。しかし、副業はどのように始めると良いのかわからない方も多いでしょう。
そこで本記事では、これから副業を始める方に向けて、おすすめの仕事や注意点を解説します。また副業を行うメリットや、確定申告に関する情報もお伝えしますので、ぜひご覧ください。
副業を始めるメリット
副業を始めるメリットは、主に以下の3つです。
<副業を始めるメリット>
- ・本業以外に収入源を得られる
- ・スキルや経験を積める
- ・人脈を広げられる
収入を得られるのはもちろんメリットですが、その他にもありますのでそれらについても解説します。
本業以外に収入源を得られる
副業を始めるメリットとして特に大きいのは、本業以外の収入源を得られることです。毎月の収入を増やすことで生活の質を高められ、貯金もしやすくなるでしょう。最近は就業規則で副業を認める企業も増えてきており、会社公認で副業ができることになった点も副業を始めることを強く後押ししています。
スキルや経験を積める
副業で仕事をすれば、専門分野のスキルや経験を積むことができます。しかも本業を続けた状態で異なるジャンルの仕事にチャレンジできるため、仕事の切り替えによって収入を失うリスクをクリアできます。
また副業で失敗したとしても、良い経験として今後の仕事や人生に生かせるでしょう。
人脈を広げられる
新しい仕事を始めることで、新しい出会いが生まれます。それによって仕事の幅が広がる可能性もあるでしょう。
収入を増やしたり、スキルアップしたりするだけでなく、人生を豊かにさせられることも副業を始めるメリットと言えます。
副業のやり方・始め方
副業のやり方・始め方を、5つの項目に分けて解説します。
<副業のやり方・始め方>
- ①まずは稼ぐ目標額を決める
- ②副業に割く時間を確保する
- ③副業の種類を決める
- ④勉強・案件探しをする
- ⑤仕事を始める
上記の順番で準備を進めることにより、副業のスタートでつまずくリスクを下げられるでしょう。
①まずは稼ぐ目標額を決める
まずは毎月、もしくは年間でどれくらいの金額を稼ぎたいのかを考えましょう。副業はジャンルによって稼げる金額が大きく異なるため、目標額に合った職業を選択することが大切です。
たとえば「ポイントサイト」や「せどり」はリスクが少ないものの、本業に匹敵するほどの収入を得ることはできません。逆に「株式投資」や「FX」はハイリターンを見込めますが、失敗すると元本割れを起こしてしまいます。目標額とその仕事特有のリスクを見極めることで、自分に合った仕事を見つけることが可能です。
②副業に割く時間を確保する
副業に割く時間を確保することも重要です。本業の就業時間やプライベートの状況によって、副業に割ける時間が異なります。睡眠時間を削るなどして無理に副業の時間を増やしてしまうと、本業の質が低下する恐れがあるため注意しましょう。
③副業の種類を決める
目標額と副業に割く時間の目安が決まったら、副業の種類を決めましょう。このとき、稼ぎたい金額と働ける時間の条件が一致する副業を選ぶことが重要です。
④勉強・案件探しをする
副業を成功させるためには、勉強と案件探しが必須です。特に投資関連の場合、一定の知識を身につけたうえで取り組まなければ、収入を得るどころか損失を出してしまう恐れもあります。また、「プログラミング」や「動画配信」などの副業を始める場合は、仕事を依頼してくれるクライアントを見つける手間や時間もかかりますので気をつけましょう。
⑤仕事を始める
やりたい仕事が見つかって依頼も確保できたら、実際に仕事を始めましょう。最初は仕事量が少なく、思うような成果を上げられないかもしれません。しかし、続けているうちに信頼と実績がついたり、効率良く稼ぐためのノウハウを学べたりするため、将来的には収入が大幅に増える可能性があります。
初心者におすすめの副業8選
初心者の方におすすめの副業を8つリストアップしましたので、ご覧ください。
<初心者におすすめの副業8選>
- ①ポイントサイト
- ②せどり
- ③ライター
- ④デザイナー
- ⑤動画配信
- ⑥株式投資
- ⑦FX
- ⑧不動産投資
それぞれの副業の特徴をわかりやすく解説します。
①ポイントサイト
パソコンやスマートフォンを使ってポイントサイトに登録し、貯まったポイントを現金や金券などに交換する副業です。「アプリをインストールする」「資料を取り寄せる」などの条件をクリアしたり、サイト内のゲームで遊んだりするとポイントが貯まります。
ポイントサイトのメリットは無料で始められることで、失敗するリスクがありません。ただし稼げるポイントは少ない場合が多く、副業にかける時間に対して収入が少ないことがデメリットです。1ヶ月あたりに得られる収入は、複数のポイントサイトを利用したとしても10,000円前後が相場でしょう。
②せどり
安い金額で購入した商品を、購入した金額よりも高値で売却する副業が「せどり」です。たとえば100円で売られている本を古本店で購入し、オークションやフリマアプリを使って1,000円で売却できた場合、差額の900円が利益になります。
法律に触れない範囲であればあらゆるジャンルの商品を転売して儲けられるため、流行に敏感な方ほど有利でしょう。ただし在庫を抱えるリスクがあることや、「転売ヤー」として忌み嫌われやすいことなど、特有のデメリットに直面しやすい難点があります。
③ライター
原稿を執筆することで収入を得る副業です。最近ではWebサイト向けの記事を執筆する「Webライター」が増え、仕事の供給量も増えています。専門的な知識や経験、資格を持っている場合、それを生かすことで高収入を得るチャンスにも恵まれるでしょう。
パソコンやスマートフォンがあれば始められる副業ですが、一定の文章力と知識が求められます。また、収入は1文字あたり0.5円~1円以下というケースが多く、高収入を得るためには多くの案件を確保しなければなりません。
④デザイナー
Webデザインやバナー製作などのデザイナーとして、副業に取り組むこともできます。デザイン系のソフトウェアを使いこなすスキルを持っていれば、専門的な企業に勤めた経験がない方でもデザイナーとしての案件を見つけることが可能です。
イラスト作成や画像・動画編集といった自分の好きなことを仕事にできる点が、副業としてデザイナーを選ぶメリットと言えます。しかし単価が決して高額とは言えないことや、常にアイデアを出し続けなければならないことは難点です。
⑤動画配信
YouTubeやTikTokなどに動画を投稿・配信して収入を得る方法です。いわゆる「インフルエンサー」として活動している方も多く、再生回数やフォロワー数が増えると、本業を上回る収入を確保できる可能性もあります。
ただし、すでに複数のジャンルで専門的な内容の動画配信を行っている方が多い分野であるため、激しい競争が待ち構えていることは覚悟しなければなりません。時間をかけて動画を制作・配信しても、再生数が伸びずにほとんど収益が得られなかったというケースも多く、成功するためには努力やスター性が必要です。
⑥株式投資
株式投資も有力な副業候補のひとつです。日本国内の市場だけでなく、アメリカをはじめとする海外の市場に投資することもできます。会社員の方にとって、平日の日中に売買を繰り返す「デイトレード」に参入することは困難ですが、購入した株を一定期間放置して利益が出るまで待つ「スイングトレード」なら参入しやすいでしょう。
株式投資で稼げる金額には天井がなく、軌道に乗れば投資家として生活することも夢ではありません。しかし、株式投資には元本割れのリスクがあります。投資に乗り出した結果、稼ぐどころか大赤字を出す可能性もありますので、始める前に慎重に検討してください。
⑦FX
為替の変動を利用して収入を得る投資法です。数分~数十分後に安くなっているか、それとも高くなっているかを考えるだけなので、初心者でも参入しやすい副業と言えます。しかし株式投資と同じく元本割れのリスクがあり、やり方によっては借金を負う可能性もあるため注意が必要です。
⑧不動産投資
賃貸物件を購入して家賃収入を得たり、売却で利益を出したりする投資法です。数千万円単位の費用がかかりますが、不動産投資ローンを活用して投資資金を調達できるため、資金が少なくても始められます。
株式投資やFXと同じくリスクはあるものの、不動産は安定した資産である点がメリットです。共用部分の清掃や家賃管理といった仕事は不動産管理会社に任せられるため、会社員の方でも余裕を持って取り組めることも不動産投資の特徴と言えます。
副業をやる際の注意点
副業をやる際の注意点として、以下の3つを覚えておきましょう。
<副業をやる際の注意点>
- ・本業に支障が出ない範囲で行う
- ・就業規則を確認する
- ・副業の所得が20万円を超えたら確定申告が必要
確定申告のやり方も解説しているので、順番にご確認ください。
本業に支障が出ない範囲で行う
副業を始めたことにより、本業に支障を出すのは避けなければなりません。副業に熱中するあまり本業がおろそかになるケースは多く見受けられるため、注意が必要です。あくまでも副業は副業として考えて、本業に本腰を入れて取り組まなければ、会社での評価を落としてしまいます。
就業規則を確認する
副業を始める前には、会社の就業規則を確認しておきましょう。特に公務員の方の場合、ほとんどの副業が認められていません。株式投資や不動産投資は認められるケースが多いですが、念のために上司や人事の担当者に相談すると良いでしょう。
副業の所得が20万円を超えたら確定申告が必要
副業で稼いだお金は、れっきとした所得です。副業によって得た利益が年間で20万円を超えた場合、確定申告の必要が生じます。意図的に収入を隠した場合や申告漏れを起こした場合は、無申告加算税が科せられる恐れもあるため注意しましょう。
確定申告のやり方
確定申告は、対象となる収入があった年の翌年の2月16日~3月15日までに行うことが原則です。確定申告の手順を簡単にまとめましたので、流れを確認しておきましょう。
<確定申告の流れ>
- 1.必要書類を用意する
- 2.確定申告書を作成する
- 3.確定申告書を提出する
- 4.納税を行う
国税電子申告・納税システムの「e-Tax」を活用すると、すべての手続きをインターネット上で行えるため便利です。
まとめ
副業を始めれば、本業以外の収入を得られることに加えて、スキルや経験を積んだり、人脈を広げたりすることもできます。本記事では、初心者の方でも始められるおすすめの副業をメリット・デメリットと合わせて8つご紹介しました。注意点も確認したうえで、自分に合った副業を見つけてください。