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女性に不動産投資がおすすめできる理由を解説!注意点や物件選びのポイントも
女性に不動産投資がおすすめできる理由を解説!注意点や物件選びのポイントも
未婚率の上昇や晩婚化が進む昨今、独身女性や主婦の中には老後資金に不安を感じている方も多いかもしれません。そこでおすすめしたいのが、不動産投資です。
本記事では、不動産投資に興味があるものの「大家さんになれるの?」といった疑問をもっている女性のために、女性が不動産投資に向いている具体的な理由や覚えておきたい注意点などを解説します。
女性に不動産投資がおすすめできる理由とは?
女性に不動産投資をおすすめしたい理由は以下の7つです。
会社勤めをしていなくても安定した収入を得られる
産休や育休の取得が推進されている中でも、女性は結婚や出産などによって仕事のスタイルが左右されるケースはまだまだ多いです。不動産投資では通勤やシフト交換などが不要であり、かつ運用開始後は比較的安定した収入を得られますので、会社勤めが難しい、あるいは副業したい女性に向いている投資方法です。
子育てとの両立がしやすい
株価の値動きを注視する必要のある株式投資とは異なり、不動産投資では物件の運用を管理会社に委託することが多いため、常に気を配っている必要はありません。そのため、まだ子供が小さく多忙な女性でも子育てとの両立がしやすい資産形成方法だと言えます。
融資で優遇される制度がある
投資用物件を手に入れるには、自己資金での購入や不動産投資ローンの利用を考える方が多いです。しかし、女性・若者・シニアの場合、資金調達方法として「女性、若者/シニア起業家支援資金」を利用することができます。これは日本政策金融公庫が行っている支援金制度であり、融資限度額は7,200万円です。また女性は年齢制限がありませんので、使いやすい制度となっています。
老後へ向けた資産形成ができる
厚生労働省の統計によると、令和2年における平均寿命は男性で81.64歳、女性はさらに長い87.74歳となっています。平均寿命は年々延びていることからすると、老後資金についてしっかり考える必要があります。不動産収入からローン返済や維持管理費を差し引いたキャッシュフローで、老後資金の形成をおすすめします。
年金や生命保険の代わりになる
不動産投資ローンを組む際には団体信用生命保険(団信)への加入が条件となるケースがほとんどです。団信は名義人が死亡または高度障害状態となりローン返済が難しくなった場合に、保険会社からの給付金でローン残債が完済するものです。この時、家族に不動産と家賃収入を残すことができます。
あるいはローン完済時には家賃収入が残りますので、公的年金では不足する生活費を補えます。
将来的には住居としても使える
投資用として購入したマンションでも、毎年固定資産税を納税する必要があります。投資用マンションもれっきとした自分の資産ですので、経年劣化でリフォーム代や修繕費がかかりそうな場合は、賃貸経営をやめて自分で住む選択肢もあります。
女性ならではの視点・考えを生かせる
意外に思う方もいるかもしれませんが、住居を選ぶ際の最優先事項として「男性はデザイン性」「女性は機能性」と言われることがあります。いくらデザイン性に優れている部屋でも、日当たり・通気性・水回りの機能性が低ければ住みにくい住居となり、賃貸物件の場合では入居率が下がる要因になります。不動産投資では、このような女性ならではの視点や考え方を生かす方法もあります。
女性が不動産投資を始める際の注意点
女性ならではのおすすめポイントが多い不動産投資ですが、始める際には以下の注意点についても知っておきましょう。
独身女性は融資の審査に通りにくい場合がある
男女間における賃金格差の解消や女性の社会的地位向上が進みつつある昨今ですが、金融機関の融資の審査では独身女性の場合、それだけで収入が不安定だと判断されることが多いです。このような場合に備えて、自己資金を多めに準備して年収に対して無理のないローンを組む形を目指してください。
不動産投資には少なからずリスクがある
不動産投資には、以下のようなリスクがともなうことも勉強しておきましょう。
- ・空室リスクや家賃滞納リスク⋯⋯家賃収入が減ったりストップしたりすることで、ローン返済が難しくなる
- ・資産価格の変動リスク⋯⋯売却益が減少する
- ・ローン金利変動リスク⋯⋯返済総額がアップしてしまう
- ・災害リスク⋯⋯突発的な修繕費が発生する
まとまった自己資金が必要
不動産投資は少額から始められますが、空室や修繕が発生した時のことを考えるとフルローンはリスキーです。できるだけまとまった自己資金を準備してから行うことをおすすめします。
たとえば以下のように、無理のない資金計画を立てることが大切です。
【資金計画の例】
- ・物件価格800万円、初期費用約70万円(ローン700万円+自己資金170万円)
- ・年間家賃収入120万円(月額10万円)、年間ローン返済額42万円(20年間)、維持運用費約18万円
この時、手元に残る金額は以下のようになります。
- ・120万円―(42万円+18万円)=60万円(手元に残る不動産収入)
物件のスペックよりも立地を重視する
物件選びでは、建物のスペックよりも「立地」を最優先しましょう。駅近で買い物環境が整っている物件は、退去があっても次の入居者がすぐに決まります。建物は古くなっても、リフォームなどで対応可能です。
新築は利回りが低いので避ける
新築物件は入居者に人気が高いですが、不動産投資家にとっては高価格な上に利回りが低い物件と言えます。融資可能額やローン返済計画を考えると、新築物件の方が失敗につながりかねないリスクが高いでしょう。
不動産投資では勉強や情報収集が不可欠
賃貸経営で資産運用する不動産投資では、大きな資金が関わってきますので自分から積極的に勉強する姿勢をもち続けることが重要なポイントです。初心者ならば、不動産投資会社が主催する不動産投資セミナーなどへの参加をおすすめします。基礎知識や最新情報を得ることができる上に、個別相談も受け付けています。
初心者は中古ワンルームマンションから始めるのがおすすめ!
中古のワンルームマンション投資はアパート一棟投資よりも価格的にかなり手が届きやすく、利回りも新築より良い傾向です。不動産投資に初めて挑戦する女性は、都心にあり立地の良い中古のワンルームマンションがおすすめします。
まとめ
女性にメリットの多い不動産投資ですが、ローン審査に通りにくいといった注意点もあります。しかし、中古のワンルームマンション投資を選ぶなどの方法で、ご紹介したようなデメリットを回避できしやすくなります。まずはまとまった自己資金を貯めるところから始めてみてはいかがでしょうか。