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不動産投資は少額からでも始められる!メリット・デメリット、おすすめ投資先を解説
不動産投資に興味を持っていても、数千万円単位の資金を用意できずに断念している方は多いでしょう。しかし、不動産投資は少額からでも始められます。本記事では、少額不動産投資のメリット・デメリットをはじめ、おすすめの投資先や投資する際の注意点まで詳しく解説します。
不動産投資は少額からでも始められる!
結論からお伝えすると、不動産投資は少額からでも始められます。不動産投資と言うと、ローンを組んで数千万円単位の投資資金を用意しなければならないイメージを持つ方も多いはずです。しかし実際には、数万円ほどの予算でも不動産投資に乗り出せるのです。
少額で始められる不動産投資おすすめ3選
少額で始められる不動産投資としては、以下の3つをおすすめします。
<少額で始められる不動産投資おすすめ3選>
- ・不動産小口化商品
- ・REIT(不動産型投資信託)
- ・不動産投資クラウドファンディング
それぞれの特徴を紹介しますので、自身に合った投資法を見つけましょう。
不動産小口化商品
不動産小口化商品とは、不動産を数十万円~数百万円の小口に分割して販売する商品です。
【不動産小口化商品の概要】
メリット |
・物件の所有権を得られる場合が多い ・億単位の高額な不動産に投資しやすくなる |
---|---|
注意点 |
・投資できる物件の数が比較的少ない ・ローンが利用できない |
利回りの目安 |
3~5%前後 |
投資額の目安 |
10,000円~ |
たとえば5,000万円の物件を500口に分ける場合、1口あたり10万円の投資で5,000万円の物件の所有権を一部得られます。相続税評価額は、現金と比べて20~30%ほど低くなるケースが多いため、相続税対策として不動産小口化商品を購入しても効果的でしょう。
ただし、事業者に対して出資する「匿名組合型」を選んだ場合、現物不動産に出資する「任意組合型」や「賃貸型」と違って所有権を得られない点に気をつけましょう。また投資できる物件の数が比較的少ない点やローンの利用ができない点にも注意してください。
REIT(不動産型投資信託)
REIT(不動産型投資信託)とは、不動産投資会社に資金を預け、投資会社が生み出した利益の一部を分配金として受け取る方法です。
【REIT(不動案型投資信託)の概要】
メリット |
・自分自身で購入する不動産を決める必要がない ・出資をやめたタイミングですぐに現金化できる |
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注意点 |
・好きな物件に投資できない ・不動産相場が下落した際の影響を受けやすい |
利回りの目安 |
4%前後 |
投資額の目安 |
20,000円~ |
REITのメリットは、不動産のプロに運用を任せられる点です。そのため、不動産に関する知識がなくても利益を出しやすくなります。また株式投資と同じように、出資をやめたくなったタイミングですぐに預けた資金を現金化できるため、換金性の高さもメリットです。
しかし物件を選ばなくて済むことと引き換えに、好きな物件に投資できるとは限らない点に注意しましょう。投資会社は複数の不動産に分散投資することが一般的ですが、不動産相場が全体的に下落した際は影響を受けやすく、元本割れのリスクもあります。
不動産投資クラウドファンディング
不動産投資クラウドファンディングとは、不動産小口化商品の一種で、複数の投資家と共同で出資を行い、運用益による分配金を受け取る方法です。
【不動産クラウドファンディングの概要】
メリット |
・最低投資額が少ないためリスクが低い ・不動産小口化商品と比べて利回りが高めに設定されている |
---|---|
注意点 |
・定められた運用期間中は途中解約ができない ・不動産の所有権は得られない |
利回りの目安 |
6~7%前後 |
投資額の目安 |
10,000円~ |
不動産投資クラウドファンディングは、不動産小口化商品と比べて最低投資額が少なく、利回りが高めに設定されている点がメリットです。出資先となる投資会社は、自社が投資する物件について詳細に公開しているケースが多いため、自身が魅力を感じている物件へ間接的に投資することもできます。
しかし、運用期間中には途中解約できない点と、不動産の所有権を得られない点には注意が必要です。そのため、不動産相場が下落したとしても自分の好きなタイミングで投資を止められず、また不動産小口化商品のような相続税対策もできません。
少額不動産投資のメリット
少額不動産投資のメリットには、以下の3点が挙げられます。
<少額不動産投資のメリット>
- ・リスクが小さい
- ・物件管理を任せられる
- ・厳しい審査がない
項目ごとにわかりやすく解説していきましょう。
リスクが小さい
まずリスクが小さい点が、少額不動産投資のメリットです。一般的な不動産投資の場合、自身で賃貸用の不動産を購入するため、数千万円~数億円の資金が必要です。そのため多くの方がローンを組んで投資を始めますが、少額不動産投資ならローンを使わなくても投資を行えます。
また購入した不動産の入居者が見つからなかった場合には、貯蓄を切り崩しながらローンを返済しなければなりません。最悪の場合は返済が不可能になり、不動産を差し押さえられてしまいます。しかし、少額不動産投資ならこのような大きなリスクを背負う必要がないのです。
物件管理を任せられる
少額不動産投資では、どの方法を選んだとしても、物件管理は不動産のプロに任せられます。共用部分を清掃したり、入居者のクレームに対応したり、家賃を回収したりする手間がかからないため、日中は忙しい会社員の方でも気軽に投資できるでしょう。
厳しい審査がない
ローンを利用せずに投資を始められる少額不動産投資なら、厳しい審査を受ける必要もありません。銀行口座に眠らせている余剰資金を使うだけで、すぐに不動産投資を始められます。REITのように換金性の高い投資方法もありますので、利便性が高くなっています。
少額不動産投資のデメリット
しかし、少額不動産投資には以下のようなデメリットもあります。
<少額不動産投資のデメリット>
- ・投資先が限定される
- ・リターンが少ない
- ・手数料で利益率が下がる
- ・節税効果はほとんどない
それぞれチェックして、自身に最適な投資方法かどうか検討しましょう。
投資先が限定される
投資できるのは少額投資が可能である物件だけですので、投資先が限定されます。また現状では少額不動産投資の人気が高く、抽選での応募になるケースが多い点もデメリットです。そのため十分な資金があり、投資する意思を持っていたとしても、投資できない可能性があります。
リターンが少ない
投資額が少ない分、リターンも少なくなる点も少額不動産投資のデメリットです。たとえば利回りが5%の物件に投資した場合、投資額が10,000円なら1年間の分配金はわずか500円に過ぎません。このように、高額なリターンは見込めない点には気をつけておきましょう。
手数料で利益率が下がる
REITを利用する場合は手数料がかかりますので、利益率が下がります。また利益が小さい場合には、手数料を支払うと赤字に陥るリスクがある点にも注意しましょう。手数料は利用する証券会社によって異なるため、少額の売買の場合は手数料が無料、もしくは割安な証券会社を選ぶことが重要です。
節税効果はほとんどない
投資方法によっては相続税対策ができるだけでなく、赤字が出た場合には所得控除を受けられる場合もあります。しかし投資額が少ない分、節税効果はほとんどありません。節税効果を見込んで不動産投資を始める方もいますが、少額不動産投資ではほぼ使えませんので注意しましょう。
少額不動産投資で失敗しないためのポイント
少額不動産投資で失敗しないためには、以下のポイントに気をつけましょう。
<少額不動産投資で失敗しないためのポイント>
- ・投資先をしっかりと精査する
- ・分散投資を検討する
- ・投資のリスクを把握する
以上のポイントを確認したうえで、少額不動産投資を成功させる確率を高めましょう。
投資先をしっかりと精査する
投資先となる不動産投資会社が信頼に値するかどうかしっかりと精査しましょう。最悪の場合は倒産、詐欺などのトラブルに巻き込まれるリスクがあるため、事前調査が必須です。特に以下のポイントを確認することをおすすめします。
<投資先を精査する際のポイント>
- ・収益化を期待できるエリアに投資しているか
- ・経営状況に問題がないか
- ・元本割れへの対策を用意しているか
不安に感じる部分がある場合は、プロにアドバイスを求めることをおすすめします。
分散投資を検討する
また、投資先が破綻するリスクがないとは限りません。万が一に備えて、複数の投資会社に投資する分散投資を検討しましょう。この際の投資先としては、少額の投資で高いリターンを見込める区分マンション投資がおすすめです。
投資のリスクを把握する
少額不動産投資はローリスクですが、リスクが全くないわけではありません。不動産相場が下落すれば元本割れを起こす可能性があり、投資会社が破綻する恐れもあります。そのため投資会社を過信せずに、余剰資産を投資に回すことを心がけましょう。
まとめ
不動産投資は少額からでも始められます。少額不動産投資はリスクが小さく、厳しい審査を受ける必要もありません。しかし高額なリターンに期待できない点や、手数料で利益率が下がる点には注意しましょう。
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