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不動産投資では勉強が必須!初心者におすすめの学習法、基礎知識を解説します
不動産投資では勉強が必須!初心者におすすめの学習法、基礎知識を解説します
初心者が始めやすい投資法の1つが不動産投資ですが、投資を成功させるためには勉強は欠かせません。本記事では、初心者におすすめの不動産投資の学習法や、不動産投資の基礎知識を解説します。投資に役立つ資格の情報も説明しますので、合わせてチェックしましょう。
不動産投資では勉強が必須!
不動産は安定的な資産であり、株式投資やFXなどと比べると安全とされていますが、知識が不足している状態で始めると失敗するリスクが高くなります。不動産投資では勉強が必須なので、これからご紹介する準備を整えたうえで投資を始めましょう。
不動産投資の勉強方法は?
不動産投資の勉強方法としておすすめなのは、以下の4つです。
<不動産投資の勉強方法>
- ・不動産投資関連のサイトで情報収集する
- ・本を読む
- ・セミナーを受講する
- ・不動産投資会社とつながりをもつ
それぞれがどのような勉強方法なのか、わかりやすく解説します。
不動産投資関連のサイトで情報収集する
不動産投資会社をはじめとする多くの関連サイトでは、不動産投資に関する有益な情報が配信されています。不動産投資に関するノウハウだけでなく、投資の成功体験から失敗談まであらゆる情報が手に入るため、ぜひ参考にしてください。
基本的に無料で情報収集できることがメリットですが、情報元が信頼に値するかどうかを逐一確認しなければなりません。古い情報やフェイクの情報が記載されたサイトもありますので、特に個人のブログやSNSには注意が必要です。
本を読む
不動産投資に関連する本を読むこともおすすめします。書店に足を運べば多くの専門書が見つかりますので、初心者向けの書籍の購入も可能です。自分のペースで勉強できることもメリットですが、一方で目的意識を強くもたなければ勉強が進まないこともあります。
セミナーを受講する
不動産投資会社では、投資に関連するセミナーを開催していることもあります。セミナーを受講すれば、鮮度の高い情報を収集できます。また実績のある講師から学べる内容が多く、わからないことがあれば直接質問したり、セミナーに参加している他の方とディスカッションしたりできることもメリットです。
注意点としては、セミナーのテーマはとても多いため、自分に合ったテーマセミナーを選ばなければなりません。また高額な受講料を請求したり、強引に勧誘したりする悪徳業者が紛れている可能性があることにも気をつけましょう。
不動産投資会社とつながりをもつ
不動産投資会社とつながりをもてば、タイムリーな情報を入手できる可能性が高いでしょう。不動産投資会社の従業員は常に投資に関する情報をアップデートしており、最新の物件事情にも精通しているため、的確なアドバイスを受けられます。
ただし、投資の性質上、どんなに実績のある職員でも失敗するリスクがあることには注意しましょう。
【初心者向け】不動産投資の勉強で身につけるべき10の基礎知識
不動産投資の勉強で身につけるべき基礎知識を10個リストアップしましたので、ご覧ください。
<【初心者向け】不動産投資の勉強で身につけるべき10の基礎知識>
- ①不動産投資で収益を得る仕組み
- ②不動産投資の種類
- ③不動産投資のメリット
- ④不動産投資のデメリット・リスク
- ⑤不動産投資でかかる費用
- ⑥不動産投資のローン(融資)の組み方
- ⑦不動産会社の選び方
- ⑧物件の選び方
- ⑨物件の管理・運用方法
- ⑩出口戦略
それぞれの基礎知識についてわかりやすく解説します。
①不動産投資で収益を得る仕組み
不動産投資で得られる収益は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類です。インカムゲインは家賃収入、キャピタルゲインは売却益を意味します。この2つを基礎にして、不動産投資で儲かる仕組みを把握しましょう。
②不動産投資の種類
不動産投資の種類と内容は、以下のとおりです。
【不動産投資の種類と内容】
一棟アパート・マンション投資 |
集合住宅を一棟まるごと保有して運用する |
---|---|
区分アパート・マンション投資 |
集合住宅のうち1つの部屋を保有して運用する |
戸建て投資 |
戸建て住宅を購入して投資する |
それぞれメリットやデメリットがありますので、自分に合った不動産投資を選びましょう。
③不動産投資のメリット
不動産投資のメリットを正確に把握することも必要です。主に以下の5点がメリットとして挙げられます。
<不動産投資のメリット>
- ・資産として安定している
- ・不動産投資ローンを利用できる
- ・他人の資本を使って不労所得を得られる
- ・管理は専門の会社に任せられる
- ・団体信用生命保険(団信)が生命保険代わりになる
同じ投資でも株式投資やFXとは特徴が異なるため、不動産投資のメリットを細かく理解しておきましょう。
④不動産投資のデメリット・リスク
不動産投資にはデメリット・リスクもあります。特に以下の5点には注意しましょう。
<不動産投資のデメリット・リスク>
- ・空室リスク
- ・家賃滞納リスク
- ・修繕費が必要になる
- ・災害発生時に資産を失う恐れがある
- ・金利が上昇する可能性がある
メリットとデメリットの両方を確認して、自分に向いている投資かどうか検討しましょう。
⑤不動産投資でかかる費用
不動産投資では、以下の費用がかかります。
<不動産投資でかかる費用>
- ・物件そのものの代金
- ・仲介手数料などの初期費用
- ・不動産投資ローンの金利
- ・固定資産税などの維持費
- ・修繕費
- ・管理委託費
入居者が見つからず収入を得られなくても、上記の支出は必ず発生するため注意が必要です。
⑥不動産投資のローン(融資)の組み方
不動産投資ローンを組むことで、少ない資金で高額な資産運用を行えるため、高いレバレッジ効果が得られます。ローンを組むための条件や金利相場について知っておき、無理のない融資を受けられるかどうか検討しましょう。
⑦不動産会社の選び方
不動産会社はとても多く、信頼できる会社がある一方で、悪徳業者も存在します。信頼できる不動産会社を選ぶポイントをまとめましたので、確認してください。
<信頼できる不動産投資会社の特徴>
- ・業歴が長く、トラブルを起こしていない
- ・多くの会員を抱えている
- ・インターネット上に致命的な悪い口コミが投稿されていない
- ・金融機関との取引がある
- ・デメリット・リスクも詳しく説明してくれる
親身になって相談に乗ってくれる不動産会社を選ぶ点が重要です。特に、不動産投資のデメリットも包み隠さずに説明してくれる会社は信頼に値します。
⑧物件の選び方
不動産投資が成功するか否かは、物件選びにかかっていると言っても過言ではありません。特に以下のポイントを満たす物件を選ぶことが大切です。
<物件の選び方>
- ・周囲の物件と比べて価格が高すぎない・安すぎない
- ・駅近など一等地にある
- ・狙いとするターゲット層が満足する設備を備えている
- ・違法物件ではない
物件を購入する前に実際に現場まで足を運び、細かく視察することをおすすめします。
⑨物件の管理・運用方法
物件は自分で管理することもできますが、不動産管理会社に清掃や家賃回収などの業務を委託することもできます。特に会社員のように、別の仕事を抱えている場合は、管理会社を利用すると便利です。
管理会社に委託する場合にはどのような業務を担当してくれるのか、どれくらいの費用がかかるのかなどを確認しておきましょう。
⑩出口戦略
出口戦略とは、賃貸物件の運用から手を引く戦略を指します。代表的な例としては、以下の3つが挙げられます。
<出口戦略の種類>
- ・そのまま売却する
- ・更地にして売却する
- ・自己居住用の物件として維持する
不動産投資の最終的な損益は、出口戦略の結果によって決まります。インカムゲインが不調でもキャピタルゲインで黒字化できることもあれば、その逆もあるため、出口戦略は入念に練りましょう。
不動産投資の予備知識として役立つ勉強内容
不動産投資の予備知識として、以下の勉強をしておくとさらに有利になるでしょう。
<不動産投資の予備知識として役立つ勉強内容>
- ・金融に関する勉強
- ・財務・会計に関する勉強
- ・税金に関する知識
- ・不動産小口化商品に関する知識
それぞれの要点について解説しましょう。
金融に関する勉強
金融に関する勉強をしておくと、金利や借入可能額などを正確に判断できます。好条件のローンを組むことで金利を引き下げられ、毎月の支出を減らすことが可能です。支出を正確に判断するために、最低限の知識を蓄えておきましょう。
財務・会計に関する勉強
減価償却をはじめとする財務・会計に関する勉強も重要です。仮に空室の状態が続いて赤字が発生しても、適切な会計処理を行うことができれば税金対策に役立つ場合もあります。
税金に関する知識
投資物件の維持費として必ずかかるのが、固定資産税です。また減価償却などの知識は、減税で役立ちます。簿記の勉強を進めることで、税金に関する知識を蓄えられるでしょう。
不動産小口化商品に関する知識
不動産小口化商品とは、月1万円など少額で始められる不動産投資です。リターンは限定的ですが、実際に不動産を運用する経験を得られるため、実践的な知識を蓄えるうえで役立ちます。勉強するだけでなく、実際に投資を行いながら経験を重ねる方法も有効です。
不動産投資に役立つ資格の取得もおすすめ
不動産投資に役立つ以下の資格を取得することもおすすめします。
<不動産投資に役立つ資格の種類>
- ・不動産鑑定士
- ・宅地建物取引士
- ・管理業務主任者
- ・マンション管理士
- ・FP技能士
詳しくは【不動産投資 資格】で解説しているので、関連記事も併せてご一読ください。
まとめ
不動産投資を始める場合、事前に一定の勉強をして知識を蓄えておくと有利です。本記事では、不動産投資の勉強で身につけるべき10の基礎知識と、それらを学ぶ4つの方法を解説しました。予備知識も含めたあらゆる勉強を行い、不動産投資で高額なリターンを獲得しましょう。